建物撤去跡地にガードフェンスの設置をしたい。
こうした場合、ガードフェンスの固定方法・支持部材の構成について記事にしました。
▷建地単管・布地単管・控え単管で支持
建地単管の設置・固定方法
▷建地単管脚部の固定
▷ガードフェンス脚部の固定
▷単管同士はクランプで連結
建地単管と布地単管・控え単管で支持
ガードフェンスは、風などで倒れてしまわないよう、後方から布地単管(上部梁に当たる部分)、建地単管(柱に当たる部分)、根がらみ単管(直交材)、控え単管(斜材)といった支持部材で支えられています。
ガードフェンス自体はこうした後方から支えるバックアップ材と番線で結束されるのみとなっています。
仮設置のものであるため、簡易な方法で固定されています。
建地単管の設置・固定方法
建地単管(柱に当たる部分)の設置間隔は、仮設材ではあるものの安全をみるとガードフェンスのサイズと同様の1,800mmから設置されています。
建地単管は次のようにして倒れることのないように固定します。
- 控え単管(斜材)で建地単管上部を連結
- 根がらみ単管(直交材)で建地単管下部を連結
建地単管に連結した2部材は、後方地面に埋め込んだ単管に連結することで建地単管が風などで倒れないようにします。
仮囲いの固定方法と同様に、
建地単管に沿ってもう一本地面から頭部分が見えるくらいに埋め込んだ単管とクランプで接続することでより固定度を高める方法も取られています。
建地単管脚部の固定
建地単管脚部は、採石敷きなどの建物解体跡地では
地面に埋め込んで固定されます。
ガードフェンス脚部の固定
ガードフェンス脚部は
- 地面に埋め込む
- 既製品コンクリート基礎に埋め込む
方法によって固定されます。
単管同士はクランプで連結
単管は縦、横、斜めで名称は分かれていますが、サイズはφ48.6mmなどが採用されています。
単管同士の接続部はクランプで固定されています。