この記事では、書籍「睡眠こそ最強の解決策である」を参考に、睡眠の効果や、快適な睡眠を得るための方法を解説しています。
毎日の睡眠が十分に取れない。
翌朝を気持ち良く起きれるようになりたい。
という方に参考になる書籍です。
書籍では、睡眠は健康のためには欠かせないものですが、睡眠に関する認識の甘さが指摘されています。
実際、私たちは睡眠が十分でない時は、一日の大半をかけて調子が良くないことを経験上、認識しています。
それにも関わらず、睡眠は、食事や運動に気をつかうことはあっても後回しにしてしまう傾向があるというのです。
会社員の生活パターンを書き出してみると、在宅勤務を別とし、1日の大半を会社で過ごしています。
オフィスでは、予定通り仕事に取り組むことや、仕事に集中し続けることが難しく時間に追われることが沢山あります。
例えば、
・一般的な周囲のお喋り。
・急な指示、依頼による手戻り。
こうした状態であっても仕事を終えた後は、脳は覚醒した状態です。
夜、日が変わるまで時間を消費し、睡眠を無駄にするリスクを孕んでいます。
快適な睡眠習慣を作るためには、睡眠のメリットから本書で学ぶ必要がありそうです。
【睡眠で得られること】情報処理能力の向上
睡眠には情報処理力を上げる効果が期待できるとされています。
目が覚めている時と、そうでない時の違いからも明らかなものです。
私たちは、日中仕事で人と会話する時、脳の記憶を繋ぎ合わせて会話をしています。
睡眠は、この記憶をつなぎ合わせる作業に貢献してくれます。
睡眠の中でも、特にレム睡眠は、夢を見る領域であることからも想像がつくように、睡眠という概念の世界で、覚醒時以上に情報をつなぎ合わせる能力を発揮します。
人が話した内容が、どの仕事と関わっているのか予測をし、つなぎ合わせるのは、レム睡眠が満足に取れているか次第と言っても過言ではなかったということになります。
※レム睡眠とは、浅い眠りのことで夢を見るのはレム睡眠の時とされています。
睡眠の詳しい効果や快適に朝を迎える工夫については、こちらからご覧ください。
睡眠のメリットを認識したところで、実際に快適な睡眠をとり、一日を迎えるためには必要な準備をすることが大事とされています。
【睡眠前の準備】
睡眠前に食事をしたり、身体に負担のかかることは好ましくありません。
睡眠前の身体メカニズムとしては、緊張すると高まるとされる交感神経を休めることが必要です。
交感神経が休まると、身体の中核温が2度から3度下がり、眠りにつきやすくなります。
涼しい環境で眠る
夏の暑い部屋で寝付きが悪いという経験はないでしょうか。
交感神経を休め、睡眠に必要なメラトニンを分泌させるためには、快適な温度環境が必要です。
理想的な温度は、20度を下回る位とされています。
自然の音には、集中、リラックス効果があります。
参考書籍
脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方
まとめ
睡眠不足は疲れが取れないだけでなく、感情のコントロールや、記憶力の低下をもたらす。
レム睡眠は抽象的な概念を作ることに長けており、日中の仕事、判断力の向上につながる。