換気ダクトが防火区画を貫通する箇所には、ダンパーを設置し、火災がダクトを通じて拡大するのを防止します。
ダンパーは、火災時にダクト経路を閉鎖する機構を持ち、主にFD、SFDの2種類があります。
SFDが必要となる代表が、異種用途区画、竪穴区画の貫通部です。
ただ状況により、FD、SFDを使い分けることが可能ですので、いずれを設置すればいいのか解説します。
ダクトが外気と直接つながる場合
異種用途区画、竪穴区画貫通部は、原則SFDが必要とされています。
これは、区画内外に煙の流入がある場合となります。
FDで良い事例がこちらの図です。
この場合、ダクトを通じて区画内から他の区画へ煙の流出の恐れがないため、FDで計画することができます。
動画での概要、NOTEでの詳しい解説もご覧ください。
竪穴区画・異種用途区画を貫通するダクト FD・SFDの全パターンを解説
【法令集】