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設計・プランニングの手がかり【製図試験】

この記事では、設計のプランを立てる時の手がかりとなるものについて、環境、施設面から基本的なものについてまとめています。

計画を行う際に何をヒントに計画を立てればいいのかあらかじめ解決しておくことで、後戻りの少ないプラン作成につながります。

敷地へ出入り可能な公園、歩行者専用道路

例えば、道路の他に公園からもアクセス可能な敷地に建物を計画するとします。

その場合、道路からだけでなく公園側からも出入り可能なエントランスを計画することができます。

道路、公園側と2方向のエントランスを確保することが方針として決まれば、エントランスホールの位置、形が見えてくるため、他の部屋の計画を進めやすくなります。

また公園に面してカフェ等の店舗を配置することで、外部から直接店鋪を利用しやすくなります。

いずれも公園内を散歩する歩行者が休憩目的で、建物に自然と立ち寄ることができます。

大規模な緑地公園に建つレストラン等に見られる形式です。

大空間

天井高の高い大規模空間は、最上階に計画すると、その部分だけ、建物の高さが飛び出した形になってしまいます。

低層階に配置することで、建物の最高高さが揃い統一感のある計画ができます。

3階建て建物であれば、2階に天井の高い大空間を計画することで、結果として3階の屋根高さに概ね揃った建物ができることになります。

実例では、地階に配置されたプールや、地下に展示室を配置することで、高さ自体を抑えた美術館等があります。

コンセプトルーム

計画建物を象徴するものとなり、利用者に何かメリット、サービスを提供するために作られます。

スポーツ施設であれば、利用者がその日の内に購入できるスポーツウェアを販売するショップであったり、キッズルームであったりと候補を挙げることができます。

スポーツショップで購入した服を着て、運動の習慣を身に着けたいと思う利用者も表れるはずです。

景観

公園が周囲にあれば、利用者の部屋はそちらに向けて、見晴らしのいい部屋を作りたいものです。

例えば、スポーツ施設の場合、トレーニングルーム等は、景観のいい方向や、道路に面した開けた方向に配置したいものです。

一方で管理系の諸室は、こうした優先度は低くなります。

以上、今回は計画をする際に押さえておきたいこととして、周辺環境や、大空間をピックアップし、その要点を振り返りました。

屋内プール、天井高の高いトレーニングルームを組み合わせた施設の計画動画。

屋内プール付スポーツ施設の計画-周辺環境・大空間をヒントに計画-

 

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