この記事では、建設業の貸借対照表について他業種と比較することで、その特徴を解説しています。
▷建設業の貸借対照表【運用サイド】
▷百貨店の貸借対照表【運用サイド】
▷貸借対照表【調達サイド】
決算書の見方 要点
時間管理アイテム デジタルタイマー
建設業の貸借対照表【運用サイド】
決算書には、貸借対照表、損益計算書等が存在します。
今回は、建設業の貸借対照表と百貨店の貸借対照表を比較します。
貸借貸借表は、表の右側が資金の調達サイドで、表の左側が資金の運用サイドとなります。
表左側の運用サイドは、一年以内に現金化が可能な流動資産と、それ以外の非流動資産に分かれます。
大手建設会社を例に取ると、流動資産と非流動資産の割合は、企業により幅はありますが、概ね60%対40%程度となっています。
流動資産には、完成工事未収入金が含まれていることを確認することができます。
完成工事未収入金は、簿記でいう売掛金に該当します。
簿記については、LECで講座が開催されています。
建物を完成した売り上げ分については、早期に回収を進めていきたいため、上記のように流動資産に割り当てられていると読み取ることができます。
設計事務所と契約した場合の設計監理料においても設計契約時、引渡し時等というような段階的な支払い形式等が行われています。
設計では1日1人8時間程度の業務に取組んだことを基本とした、人工数の記録、報告等も行われていますが、この場合も早期に費用を回収したいという点では共通しているといえます。
百貨店の貸借対照表【運用サイド】
一方、百貨店の流動資産と非流動資産の割合は、概ね25%対75%程度と、建設会社と逆転し、非流動資産の割合が高くなっていることが確認できます。
百貨店は、地下の高い土地や店舗を保有しているためです。
詳細に見ると、非流動資産の中でも土地の占める割合が高くなっています。
駅前や中心部の再開発によって建つ施設は、土地価格も高い場所が選ばれる傾向があるため、資産に占める割合の向上につながっています。
貸借対照表【調達サイド】
一方、貸借対照表の右側である資金調達サイドは、流動負債、非流動負債、自己資本の3つで構成されます。
その中の一つの自己資本を取り出すためには、株主の議決等が必要となります。
また積極的に投資をした企業は資金調達による負債が増え、結果的に自己資本の割合である自己資本比率が低下することもあります。
貸借対照表の右側は、資金調達等の結果が反映されるため、企業の売り上げに当たる損益計算書を見て、判断の基準を増やすことも検討の余地としてあります。
決算書の見方 要点
金融関係者でもいかに少ない時間で決算書から経営状況を読み取ることができるかが要点になってくるといいます。
職種を問わずに第三者チェックでは、重要な見落としをなくすことが、更にその結果を受けとる後者への負担を減らすなくすことにつながっていきます。
時間管理アイテム デジタルタイマー
以下から購入できるもので、サイコロの目のように好きな時間の書かれた面を上にして置くだけでカウントが始まります。
時間になるとタイマーが鳴り、向きを変えるだけで鳴り止みます。
電池は充電式で、付属のUSBを利用できます。
日常生活、勉強で、後回しになりがちな時間管理のためのアイテムです。