この記事では、ループ処理の使い方についての解説しています。
▷ループ処理【繰り返しの処理】 for
ループ処理【繰り返しの処理】 for
ループ処理とは、指示した処理を条件の範囲内などでループする、つまり繰り返し処理するということです。
ここでは、例として、1から100までの範囲内で、2の倍数の時は、E管(ねじなし電線管)、5の倍数の時は、C管(薄鋼電線管)、2の倍数かつ5の倍数の時は、G管(厚鋼電線管)とコンソールに繰り返し表示される処理を記述していきます。
繰り返しの処理の記述には、forを用います。
記述方法は、
for( ; ; ; ){
ここに繰り返し行いたい処理を記入
}
のように記述します。
構成をより詳細に見ると、まず一つ目の( )内に、条件を3つに分けて記述します。
今回の条件は、1から100の範囲内であることが該当します。
次に、2つ目の{ }の中に繰り返し行いたい処理を記述します。
今回は、2の倍数の時は、E管(ねじなし電線管)、5の倍数の時は、C管(薄鋼電線管)という風に、条件付きの処理としました。
このような条件付きのコードは、ifを使用しますので、2つ目の{ }の中には、ifを用いたコードを記述します。
コードとしては、
for ( let i = 1; i <= 100; i++) {
if ( i % 10 == 0 ) {
console.log( 'G管( 厚鋼電線管 )');
}else if (i % 2 == 0 ){
console.log( 'E管(ねじなし電線管)' );
}else if ( i % 5 == 0 ){
console.log( 'C管(薄鋼電線管)' );
}else{
console.log( i );
}
}
のように記述します。
このように記述すると、前半部分で指定した1~100の範囲内において、条件付きの繰り返し処理が実行されることになります。
ここで、2の倍数、5の倍数の表記は、2の倍数は、2で割り切れる、つまりi%2==0と表記しました。
==は2つの値を比較する場合の演算子です。
コンソールには次のように、2の倍数の時はE管、5の倍数の時はC管、2の倍数かつ5の倍数の時はG管と記述したコードにそって表示されています。
以上がループ処理の具体例を用いた解説となります。